東京・表参道で美容師をしている杉崎です。
今回はシザーケースを作ってみました。既製品に飽きている方向けですね!オリジナルで作るのは意外と簡単なんです。
一般の方はあまり馴染みがない、「シザーケース」
よく美容師が腰に付けているアレです、
そうこれ、、、
これも…
ハサミを大事にしまうやつです!少ないタイプだと一丁からで、多くても八丁くらい収納できるタイプもありますね。さすがに八丁も必要ないと思いますが笑
美容・理容師が腰にベルトで巻いてお客様のカットをする時にスムーズに移動するため、使用してる人が多いですね。毎回ワゴンに置いたり取ったり移動するのはタイムロスですからね!(個人的意見)
その一般的販売されているシザーケースの色、形は様々…そうです…買おうと思っていましたがなかなか好きなデザインが見つからなく…なら、これを自分好みに作ってしまえ!
以前使っていた物も自前でしたが、デザインもあきたのでそろそろと思い作りました。
僕と同じような気分になった人のために参考にしてもらえたらなと思い記事にしました。ただし、誰に教えてもらったわけではなく、自己流で考え作ってますので、細かいところはご愛嬌で(笑)
【 シザーケースの作り方 】
《 ①素材 》
【牛革】シザーケースのベースになります。
《 ②デザイン 》
【クリアファイル・紙】型取りに必要で、不安な方は数枚あるといいかもしれませんね。
《 ③穴あけ・金具 》
【皮ポンチ】皮に穴を開ける工具。ペンチ式は楽ですが、挟みこめない所に穴を開けが必要であればポンチとハンマーを別で用意しましょう。
【バネホック】バネホック(ボタン)をつける・ホック打ち具と打ち付け台
こんな感じに上から叩いて使用します
《 ④質感調整 》
【トコノール・プレススリッカー】皮裏面の毛羽立ちを滑らかにするもので今回は黒を使用し、スリッカーで床とコバを磨きます。
《 ⑤その他工具類 》
【 工具類 】下はヤスリで、皮の切り口を磨く用です。※ヤスリ数字は180〜300位がいいと思います。180以下は粗すぎでボロボロ注意。
全て東急ハンズさんで揃えました!いつもありがとう!
ハンズ愛してますっ!
《 ⑥工作スタート 》
最初はなんでもいいのでデザインして切ってみる。これがデザインしたもの… 大丈夫かこれっ笑
ま、下書きはこんなもんでしょう。
紙からクリアファイルに書いて型取りすると何となく形見えてきましたね〜
これを繋ぎ合わせるとこんな感じに
ここまできたら後はカンタン!皮に書いて切る!
ここは緊張しますね… カッティングに失敗すると… またハンズに行かなくては…
チョキチョキ… チョキ… ついに切り終えました…
そこから④の【トコノール・プレススリッカー】
皮裏面の毛羽立ちを滑らかにするもので今回は黒を使用し、スリッカーで床とコバを磨きます。
手早く塗り乾く前に洗ったら落ちますが、ここは自己責任でお願いします。心配な方は切り残した皮とかで塗るとよいかもしれません。
そしてプレススリッカーで完全に乾ききる前に磨きます
ここから、ベルトに付ける部分に型取りした薄皮を速乾ボンドでつけて強化します ボンドをたっぷりとつけて挟むと、飛び出るので注意して下さいね!
次はバネホックを付けます。表裏を間違えないように!
自分は2回間違えました 間違えたやつを取るのは大変ですよ… 皮の穴に金具を通し、上を叩いて広げます。
付くとこんな感じになります!あとは留めたい所に付けるだけ!
残るは、シザーをしまう所を付けます!
今回はボタンではなく完全にカシメで留めました。縫わないでカシメを使用すると仕上がりはこんな感じに。
もし縫う場合は、革に穴を開ける器具、針、専用の糸が必要。
最後に… 閉じて… 完成です!!!
《 ⑦仕上り 》
シザーケースの作り方
参考になりましたでしょうか?
これで皆さんもオリジナルシザーケースで毎日ハッピーですね!www
ご参考くださいませ!