髪質改善・酸熱トリートメントを開発し「air青山/表参道」で施術している杉崎秀弥です。
テレビ・SNSで話題の施術「髪質改善・酸熱トリートメントとは?」を詳しく解説します。
髪質改善・酸熱トリートメントとは?
通常のシステムトリートメントでは補修できないダメージヘアに酸熱成分が奥深くまで入り込み髪を丈夫にします!
ダメージヘアとはどういう状態なのか?
- 髪の中に水の出入りが増える・激しくなる
- 髪を乾かした時にパサつく
- 髪が水を含みやすくなる
簡単に言うと、ダメージすればするほど髪の中に大量の水が入り髪が乾きにくくなります!
結果「髪の毛の中に隙間や穴」ができ「油分も減りキューティクルも損傷」します。

そこに毛髪内部にしっかりと浸透/定着する「髪質改善・酸熱トリートメント」が必要なのです!
髪質改善・酸熱トリートメント「向いている人」
①枝毛が気になる方
②乾燥が気になる方
③ハリコシが欲しい方
④髪を伸ばしている方
⑤まとまりやしなやかさが欲しい方
⑥髪を早く乾かしたい方
⑦髪のボリュームやほわ毛を抑えたい方
通常のシステムトリートメントで物足りないなと思う方にオススメです!
髪質改善・酸熱トリートメント施術①ボブヘア


髪質改善・酸熱トリートメント施術②ミディアムヘア




髪質改善・酸熱トリートメント施術③ロングヘア




こちらは実際の施術経過を追っていますのでご参考ください。
髪質改善・酸熱トリートメント「施術時間」
髪質・長さ・毛量にもよりますが、初めて髪質改善をされる方は「約90分前後」はかかると思います。
2回目以降は髪のコンディションによって「約1時間」で終わる場合もあります。
髪質改善・酸熱トリートメント「もち(持続期間)」
髪質にもよるので一概には言いにくいのですが、「1ヶ月から2ヶ月くらい」の方が多いですね。
繰り返し入れることにより持ちも良くなり髪が丈夫になります。髪質によって適正期間の違いは前後があるので詳しくは髪質を見てカウンセリングが必要です。
髪質改善・酸熱トリートメント「施術料金」と「迷っている方へおすすめ☆」
気になる方は是非一度「無料カウンセリングでご来店」がオススメです☆
正直なところ実際に髪を見ないと詳しい話はできないので、髪質を見させていただきカウンセリングさせていただけましたら色々提案は可能です。
最終的にどうなりたいなどのイメージがあれば一緒にお伝えいただけるとスムーズですね☆
インスタグラムDMでの事前カウンセリングも可能なのでお気軽にメッセージくださいませ(^^)
https://www.instagram.com/shuya_sugisaki/
髪質改善・酸熱トリートメント「種類」
種類は2つ「レブリン酸」と「グリオキシル酸」
酸熱トリートメントと言われる効果のある物は「グリオキシル酸」と「レブリン酸」だけです。
一般の方は「この2つ」を覚え、これを使っている髪質改善酸熱トリートメントであれば効果の高い施術が受けられる可能性が高いです!(施術者のスキルによって仕上がりに差が出ます)
レブリン酸・グリオキシル酸が髪内部やキューティクルに定着し、髪の毛本来持っている状態に近くなり補修・保湿が高まります。
髪へ浸透させた後に乾かしてからストレートアイロンで余分な水分を完全に飛ばし定着させます。
正しい酸熱トリートメントをすると「しっとりしなやかで柔らかい髪質」になります
このメインになる2つの成分以外にもトリートメント効果を高めるために髪質に合わせ様々な成分を組み合わせ施術をします。
ですが、注意点があります!!!!!
グリオキシル酸という成分はヘアカラーが落ちやすくなります💀
さらに、レブリン酸よりも吸着効果も高く(架橋効果)髪に蓄積した時に「髪が硬くなってしまう」場合があります。
そのため、グリオキシル酸を使った酸熱トリートメントは「髪質によっては向き不向き」があります。
グリオキシル酸の危険性についてはこちら↓
おすすめはレブリン酸を使った酸熱トリートメントです。
そもそも「髪質改善」ってなに???
全てが当てはまります!
「え…?」と、思いますよね? 笑
詳しく説明すると以下になります。
縮毛矯正 → 髪質改善
ストパー → 髪質改善
酸熱トリ → 髪質改善
システムtr → 髪質改善
高濃度sh → 髪質改善
髪質を改善する行為や結果を総称して「髪質改善」と言います。
最近広まった言い方ですね(美容師によって認識のズレはあります)
言葉の意味が紛らわしいため「髪質改善トリートメントでクセを伸ばせると勘違い」している方が数多く、トラブルや思い通りにならなかったケースをよく聞きます。
なので理解を深めるために最初には必ず「酸熱トリートメント」や「縮毛矯正/ストパー」のなどの説明から入り「何に悩みがあるのか?」「どうなりたいのか?」を確認します。
・クセが悩み ・広がりが悩み ・毛先の引っかかりやごわつき ・髪のボリューム ・パサつきや乾燥 ・髪を伸ばしたい
これらの悩みなどの解消を目指し「お客様に合うお薬やトリートメント」を調合し施術します。
髪質改善とは?メニューとして大きく分けると「3つ」

サロンによって違いはありますが大体この3つで構成されています。
たまにあるのが「髪質改善・酸熱トリートメント」をしたと思っていたら「髪質改善・縮毛矯正」だったということを聞いたりします。怖いですね、、、
なので、施術する時は担当美容師さんに自分の髪に何をセレクトしたのか聞き、認識のずれがないようにした方がいいですね。
髪質改善・酸熱トリートメントで「クセは伸びる?」
クセは伸びません!

酸熱トリートメントでクセは伸ばせませんが、、、
正確に言うと「ダメージによって出たうねりや広がり」は酸熱トリートメントでまとまりが良くなり伸びたように感じますが「本来のクセ」は伸びません。
その中でもグリオキシル酸を使用すると強酸によってキューティクルを固めるのでさらに「伸びたように感じる」ことはあります。
強い酸によって髪のうねりを強引に固めて伸びたように見えたりします。
詳しくは「グリオキシル酸の危険性について」にて解説しています。
微還元トリートメントとは?
簡単に説明すると「酸熱トリートメントと縮毛矯正の間」のメニューです。
詳しくはこちらで解説しています↓


縮毛矯正/ストレートパーマについて
お薬(還元剤)を使い髪内部の結合を一時的に切り離しその後再結合をさせてクセを伸ばす施術。
場合によっては、酸熱トリートメントや微還元トリートメントを混ぜてたり塗り分けたりして効果的に作用させる場合があります。
そもそも縮毛矯正/ストパーとの違いは何?
施術時にストレートアイロンを「使う・使わない」です!
ストレートパーマとは?
髪のクセを伸ばすお薬(1剤/還元剤)を使いクセを柔らかく(髪内部の結合を切断)した後にシャンプーをして薬を流しブロードライで乾かす。最後に定着剤(2剤/結合を繋げるお薬/酸化剤)を使い流して乾かして終わり。
縮毛矯正とは?
薬(1剤)のパワーもストレートパーマの時より強くなり施術中にストレートアイロンで癖を伸ばし最後に定着剤(2剤)をします。
髪質改善「酸熱トリートメント」と「普通のトリートメント」の違いは?
「髪内部に浸透」と「髪表面を中心に浸透」です。
- 酸熱トリートメントは「髪内部に浸透と定着」
- 普通のトリートメントは「キューティクルを中心に作用」
製品によって多少違いはありますが大きく分けるとこの「2つ」です。
髪質改善・酸熱トリートメント「傷む?傷まない?」
どちらもあります!
- 美容師さんの「技術力」
- 美容師が使用する「メーカー商材」
- お客様の「髪のコンディション」
によって差が出ます。
①技術力
髪質改善・酸熱トリートメントは「技術力」が必要です。
髪に対してどういう理屈で化学反応をしてどう作用しているのか?水分コントロールやアイロンワークで変わります。
②メーカー商材
グリオキシル酸やレブリン酸と同じ成分が入っていても「濃度」「使用方法」「作用のさせ方」などで大きく異なります。中には低いphで作られている「pH1の強酸性」の製品もあります。とても怖いですね。
pHが低すぎると髪質によってはチリチリになります。
③髪のコンディション
普通のシステムトリートメントよりも効果が高い分、髪質によっては効きすぎてしまい髪に合わない場合があります。
髪質改善・酸熱トリートメント「施術頻度」
髪のコンディションにより変わりますし「グリオキシル酸」と「レブリン酸」でも違います。
グリオキシル酸の場合
「3〜6ヶ月に1回」
レブリン酸の場合
「1ヶ月に1回」
髪質改善酸熱トリートメントをセルフでできる?自宅で!?市販?
やろうと思えばやれます!が、危険です!
トラブルやリスクがあるのでセルフはオススメはしませんが、楽天などネットショップで買えますのでやろうと思えばやれます。
酸熱トリートメント・アリミノコンクマスク(グリオキシル誘導体)
こちらを使用すれば施術可能ですが、、、
髪の長さにより濃度を変え塗り分けたり、シャンプーしてしっかりと落としたり、剤を浸透させる加温機やその他小道具も集めたり…
1番はストレートアイロンをする施術が1番怖いですね。ストレートアイロン前に水分コントロールした乾かし方含めて難易度は★★★★★
やらない方がいいですし、ホームケア製品で酸熱トリートメントができるという物は怪しいですね…

https://shuyasugisaki.tokyo/?p=14800
【美容師向け】「フマル酸」「リンゴ酸」は酸熱トリートメントとしては効果はない
この2つを使用し髪質改善トリートメントとして言っている人やメーカーがいるそうですが、グリやレブリンのような効果はありません。
「フマル酸」髪質改善成分としての意味
マレイン酸と似ているだけで水にも溶けにくく、グリやレブリン酸と比較するほどの効果的な働きはないです。
トランス体のフマル酸では「マレイン酸の異性対でHの位置が違います」結果、マレイン酸と同じように見えてマレイン酸と同じような効果はありません。
「リンゴ酸」髪質改善成分としての意味
アルカリ除去として使われることもありますが、pHが低いのでバッファー効果としても髪にはあまり良くはないです。髪表面で反応して過収斂を起こしてしまいます。
少し難しい話をすると、「OH」「O」を一つずつ持つ持っている「グリオキシル酸」と「レブリン酸」が水素結合として効果的に働きます。
【美容師向け】おすすめレブリン酸
セレクタープロファイブ LA (SP5)はレブリン酸の特許製法を使用し作られています。

ビューティーガレージ・セレクタープロファイブ(レブリン酸/グリオキシル酸)
https://www.beautygarage.jp/c/032380100
【美容師向け】髪質改善オープンチャット「セレクタープロファイブ」レブリン酸/グリオキシル酸
さらに詳しく知りたい方はこちらのオープンチャットにて色々回答していますのでご覧ください!
匿名登録でお金もかかりませんのでお気軽にご質問を(^^)
