現場ではよくある、縮毛矯正/新規のお客様でちょっと難しい髪質の方です。
現場で見落としがちなポイントも合わせてお伝えします。
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【毛髪履歴】
カラー | 4ヶ月前 |
縮毛矯正 | 6ヶ月前 |
ブリーチ | 2年半前 |
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【施術前】カウンセリング






熟練者は少ないと思いますが、パッと見の判断などに過信し薬剤選定に失敗するケースの相談をよく受けます。
良くも悪くも全てを疑うことからスタート
今回施術する方はもちろん、全て新規のお客様に撮影のご協力をいただいております。
当たり前ですが既存のお客様の薬剤履歴は自身の施術なので把握をしていますよね?
ですが、新規のお客様となると訳が違います。
- ご来店の状態
- 施術(薬剤)履歴
- 濡れた状態
- ホームケア
- スタイリング方法
自分が美容履歴22年間で毎回意識しているのはこれらですが、その中でも特に❶と❷は注意しています。
ヒアリング不足により先入観でクセが弱いと思ってしまうケース
こちらのお客様のパッと見はクセが強く見えないですが出かける前にストレートアイロンを入れているそうです。
お客様から聞いた施術履歴だけを鵜呑みにし薬剤選定と塗り幅ミスのケース
お客様から聞いた施術履歴で薬剤選定と塗り幅も逆算して塗布したが、本当はもう少し昔に施術していた/または癖が戻っていた、、、
決してお客様が悪いと言っているわけではなく、素人なので詳しく分からないし勘違いもあるので「良くも悪くも全てを疑うことからスタート」を意識しています。(もちろん不快に感じる聞き方や言い方はダメですよ)
病院みたいにお薬手帳を持ち歩いてるわけではないですしね。(美容室版お薬手帳があったら流行るのかな?笑)
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【施術前】濡れた髪






濡らした髪はご覧の通り「髪の状態や癖は強い」ですね。
マンツーマン施術であれば濡れた状態を見て選定しますが、ファーストカウンセリングのみの判断でアシスタントさんに薬を作らせて塗布まで任せるスタイリストさんだとリスクがあるので、濡らした状態も合わせての判断をお勧めします。
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【薬剤選定】
新生部/既染部/既矯正部の境目の塗り分けが難しくダメージリスクもあるので、最初に既染部/既矯正部に少し弱い薬剤を塗布してから新生部へ塗布をします。
新生部 | SHのみ |
既染部/既矯正部(癖戻り部分) | SHとGC PLUS(1:1) |
既染部/既矯正部(伸びてそうな部分) | GC PLUSのみ |

癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【還元チェック】


「20分」放置後にチェック。塗り方後の放置もありますが根元のうねりは取れていないので再塗布して「10分」放置します。
1剤放置時間
「トータル30分」放置後にでシャンプーしました。
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【アイロン前】




境目やブリーチ部分も大丈夫そうですね。
癖強・癖戻りムラムラ・毛先ブリーチさん縮毛矯正施術【完成】




ナチュラルドライで完成です。
毛先は思ったより体力があったのでもう少し強めれそうでしたが、欲を出さずにこれで良かったなと思います。
ご参考くださいませ。


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