早速ですが今回のお客様の毛髪履歴をご説明します。
施術メニュー | 施術期間 |
---|---|
縮毛矯正 | 1年前 |
ブリーチ | 4ヶ月前 |
パーマ | 2ヶ月前 |
黒染めカラー | 2週間前 |
という方に縮毛矯正のお願いを相談されました。
できるか分からない新規のお客様なので、最初はお断りしようと思いましたが「出来る限りの施術でいいので、なんとかなりませんか?」という気持ちを受けまして、
「やれる範囲で精一杯させていただきます」とお伝えし施術を一旦お受けすることになりました。
事前にインスタでお写真を送っていただき相談を受けていましたが、実際に見てみないと分からないので「当日の状態を見て最終判断をさせていただきたい」とお伝えしました。
当日の施術前の状態はこちら(ブリーチ・縮毛矯正・パーマ・黒染め毛)
癖とパーマなどが混じり合いかなり損傷していますね。
すでにチリつきや切れ毛もあり乾燥しています。
後は濡らして施術できるのか判断したいと思います。
施術前・毛髪を濡らすとこうなる
パーマと癖で髪がクルクルしています。
(縮毛矯正毛してブリーチした髪によくパーマかけましたね、、、)
濡らした状態を見るとテロテロしていなかったので、キューティクルがまだあると判断し施術をお受けました。
これでもし髪が水膨潤してブヨブヨしていたら自分は施術をお断りします。
または、トリートメント施術をしてダメージの進行をなるべく抑制し健康な髪を伸ばしていく提案をします。
施術前・髪を濡らした状態の動画はこちら
コーミングもできたのでギリギリ施術可能ですね。
薬剤選定
薬剤選定 | GCとGCPLUS(1:2) |
放置時間 | 20分自然放置後に10分加温(合計30分放置) |
塗り方 | 塗り分けせずに毛先まで1度塗り |
1剤を塗布後の還元チェック
動画は30分後にチェックした状態です。
(最初は反応が読めなかったので20分でチェックして、大丈夫だったのでその後加温10分しました)
30分放置後を見て分かると思いますが、還元状態がまだ弱いのが分かります。
ここでもう少しだけアプローチしたかったので「ミルボン/ネオリシオBR」を上から被せて塗布し「1分後」にシャンプーしました。
ミルボン/ネオリシオBRとは?
ネオリシオ/アルカリ矯正シリーズの中で1番弱い薬剤で、
特徴は「チオ乳酸メインのエイジング毛向けの還元剤」で軟化スピードのコントロールがむずかしいエイジング毛に穏やかに軟化還元できる薬剤。
こちらを使用することで、先に浸透させたGCPLUSにある還元剤をブーストさせるために使用しました。
アルカリ剤を上から被せることにより先に使用した薬剤が働きます。(ここで「高アルカリ/高還元剤」を使用してしまうとキューティクルに過剰に働くので注意)
1剤流し後ドライ状態(ストレートアイロン前)はこちら
今回は変化を分かりやすくするためナチュラルに乾かしました。ブラシは使用していません。
(ツインブラシを使用して乾かした方が完成後はさらに綺麗に仕上がります)
施術後・完成はこちら
伸びが少し弱いところがありますが、ちぎれることはなく綺麗に仕上がったと思います。
反省点としては、アルカリ塗布後の放置時間をもう少し伸ばしても良かったかな?と思いますが、見極めは難しいので欲張らずにこれで良かった気もします。
お客様は半ば諦めていた様子だったので、こちらの仕上がりに大満足でした!ありがとうございます!
施術前後比較/ビフォーアフター(ブリーチ・縮毛矯正・パーマ・黒染め毛に縮毛施術)
ご参考くださいませ!
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