酸化不足は怖いですね。その症状と2つある塗布方法のメリットとデメリットなどをお伝えします。
縮毛矯正の2液塗布で酸化不足の場合どうなるか?

- 当日の癖の伸びムラ
- 後日の癖戻り
癖が伸びないのはもちろん、パサパサになることで見た目も悪くなったりSS結合が不完全になるとダメージの原因にも繋がります。
2剤塗布方法は「2つ」メリットとデメリット
質問者様からあるようにシャンプー台で塗布する方が増えました。そちらについてどちらがお客様の髪に合っているのか?を判断して選択をしましょう。
セット面(席)で塗布をするメリット
- 狙った部分に固定塗布が可能
- 目視で塗布できるので塗りムラがない
セット面(席)で塗布をするデメリット
- 大量塗布時にお客様へ垂れたり飛んだりするリスクがある
- 塗布に時間がかかるので放置時間が長くなる
シャンプー台で塗布をする(濃度平衡)メリット
- 塗布時間が少ないので放置時間の時短になります
- 大量に塗布しても垂れたり飛んだりする心配が少ない
シャンプー台で塗布をする(濃度平衡)デメリット
- 粘度を緩くすることで塗布はしやすいがクリーム状よりも大量に塗布(量を準備)する必要がある
- 後頭部あたりの塗布ムラの危険性がある
仕上がりについては、還元/酸化がバシッと決まればどちらも良いです。あとはその方に何がベストなのか考え選択しましょう!
自分は濃度平衡(シャンプー台で塗布)もセット面(席)で塗布もします!1人サロンの方はシャンプー台での塗布がメリットが多いと思いますね。ただ、希釈するお水の温度に気をつけましょう!
2剤の温度(過酸化水素水/ブロム酸/臭素酸ナトリウム)
過酸化水素水/ブロム酸/臭素酸ナトリウムも温度が高過ぎるとキューティクル上で過剰に反応(活性化)してしまいコルテックスが酸化不足になります。ぬるめ温度(約35℃)が良いです。測れない方は常温が安心ですね。
パーマの2剤もホットウォーマーで温めているサロンは温度に注意です!
2剤の塗布量はケチったらダメ!
これも酸化不足になる原因です!詳しくはこちらをご覧ください
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