【結論】グリオキシル酸をずっと使っている髪には酸性矯正難しいです(酸熱ビビリ毛改善も含む)
ただ、アルカリ酸熱(グリオキシル酸をアルカリ剤と混ぜているもの)であれば、過収斂を起こしていないので施術可能です(薬剤が等電点辺りに設定されていればの話)
「ビビリ毛」になります。グリオキシル酸熱/酸性矯正/ストレート(スピエラ/GMT)
一般的なグリオキシル酸をメインとした施術をした場合は、1度や2度はいいかもしれませんが繰り返し続けることにより髪表面(キューティクル)だけがどんどん縮んでしまい(過収斂)髪が硬くなったり、逆にウネリが出てしまい、最悪なケースですと髪がジリジリになってしまいます。
現に、数多くのお客様がグリオキシル酸熱トリートメントをしてトラブルになってご来店されます。(どれとは言えませんが)
過度のグリオキシル酸熱トリートメントにより縮んだ髪へ、また酸性の薬剤を使用するとどうなるか…
もう分かりますよね?汗
グリオキシル酸熱をやり続けた髪に酸性矯正/ストレート(スピエラ/GMT)は、さらに「ビビリ毛」になります。
グリオキシル酸熱トリートメントよってなってしまった「酸熱ビビリ毛」を改善するために「酸性ストレート」をしてしまうと酸熱ビビリ毛に酸性ストレートビビリ毛が上乗せになります汗
要は、酸熱ビビリ毛は酸性ストレートでは「改善はできない」そして、酸性ストレートビビリ毛になります。
(髪の体力により100%ではありませんがかなりリスクあります)
グリオキシル酸熱トリートメント「ビビリ毛」対処方法
では、こういうお客様が来たらいったいどうしたらいいと思いますか?
酸熱ビビリ毛の改善策として、、、
①グリオキシル酸の架橋が取れるのを待つ
目に見えないのでなんとも言えませんが、グリオキシル酸熱をかなりやりこんだ髪は、半年くらいは髪表面に架橋成分が残っていて悪影響を及ぼすと研究の方が言われています。間違った使い方は怖いですね…
よって、髪の体力と薬剤履歴に合わせて次回に繋がるご提案をして、お客様のなりたいスタイルや美髪を目指しましょう!
②酸熱ビビリ毛の改善にはアルカリ膨潤が必要
グリオキシル酸熱による過収斂で硬くなった髪やビビリ毛は、アルカリ剤による膨潤が必要です。
かといって、髪の体力を見ないで高アルカリ高還元でやると1発アウトなので、どのアルカリ剤(薬剤スペック)を使ってやるのかが肝になります。
アルカリ度は低いアルギニンベースの薬剤で、中〜高還元を使い施術します。
具体的に薬剤を書けないのは、ここから先は髪質によって違うので、事前にトレーニングしてからやることをおすすめします!
いくら良い薬剤を使っても技術が伴わないと薬剤の良さを発揮できませんので、こういうトラブル施術に関してはトレーニングあるのみ!
いざという時に、あなたを頼ってご来店されたお客様のために技術を磨きましょう!
そこでお客様に喜んでいただければ、あなたに一緒ついていくことでしょう!
以上、個人的な見解をお伝えしました。
さらに詳しく知りたい方はこちらのオープンチャットにて色々回答していますのでご覧ください。
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