近頃白髪ぼかしなどのブリーチを使ったハイライト施術が増えました(自分はほとんどやりませんが)
それに比例して「前よりも癖や広がりが気になってきた」「なんかパサパサしておさまりが悪い」など目や耳にします。
1つの問題を解決すると他も気になってきますよね!笑
ただ、担当する美容師さん側の気持ちを代弁すると「ブリーチハイライトに縮毛矯正は大変!」です笑
髪が同じ色(同じダメージレベル)であれば、その部分に合った(髪の体力)薬剤選定で施術可能ですが、施術する髪がストライプ状(縦じま)になっていると、どちらの髪に薬剤を合わせたらいいのか判断が難しいですよね?
一般的な安全策としては、1番ダメージしている(髪が明るい縦じま部分)部分に合わせ薬剤選定をします。
しかし、その部分の癖が伸びても髪が暗めの縦じま部分は伸びにくいです。
それは、ダメージ部分に合わせた弱めの選定なのでハイライト部分より健康な縦じまは伸びにくいのです。
逆に健康部分に合わせてしまうと、薬剤パワーも強くなりダメージ部分の髪に負担かかりチリチリまたは切れ毛になってしまいます
結果「伸びムラの状態」か「チリチリ損傷毛」になってしまいます。
前置きが長くなりました笑
では、ハイライトブリーチ毛の縮毛矯正に対応するやり方と薬剤を紹介します!
薬剤はGCとGC PLUSにネオリシオ(クオライン)で作ります!
施術前の状態
お客様履歴
ブリーチハイライト | 6ヶ月前 |
ヘアカラー | 3ヶ月前 |
縮毛矯正 | 10ヶ月前 |
伸びている分以上にプラス10センチくらい癖戻りがあるので、そこまでオーバーラップ塗布します。
薬剤選定
コルテックスまで浸透させたいので「最低でも20分〜」は放置できる選定にします。
ブリーチミックス毛ではありますが、前回他でストレートをした時の癖戻りを考えると髪は丈夫(キューティクルが厚い)で髪質も少し太く体力もある感じなので上の表にある2番と迷いましたが、、、
3番の「GC+GC PLUS+SH」(1:5:2)で施術
GCとGC PLUS とは?(グアニルシステイン)
簡単に説明すると、
GC | グアニルシステインがメインの薬剤(他還元剤なし) |
GC PLUS | チオシスアミ※がメインの還元剤 |
詳しくはこちらの記事を参考ください↓
放置時間
今回は「25分自然放置」でシャンプーしました(心配な場合は5〜10分毎にチェック)
⚠️他社のチオを入れる場合の加温はNGです。還元剤にアルギニン以外のアルカリ剤を使用して加温すると過剰に働きダメージが出ます。
なぜハイライト毛にもGCシリーズが効果的なのか?
GCシリーズの主成分「グアニルシステイン」がダメージ部分へ先に吸着架橋し、健康部分には還元剤として働くので今回のケースの様にムラがある髪にはより効果的です!(他にもトステア/ミルスタイル/レブリン酸などの補修成分配合)
かんたんに言うと「ブリーチ部分には補修剤」として働き「それ以外の丈夫な髪にはパーマ剤」として働きます!
髪が濡れた状態(1剤塗布前)
濡れても癖があり前回の癖戻りもかなりあります。
よって、1剤は髪の長さの半分まで塗布します。
1剤塗布(自然放置中)
塗布部分 | 薬剤選定 |
---|---|
毛髪の半分まで | 「GC+GC PLUS+SH」(1:5:2) |
それ以外の毛先 | GCにLAを10%添加 |
毛先は保護と補修目的でケアします。
1剤流してドライ中と後
乾かし中でもすでに収まりが良く見えますね。
施術後(2剤処理後・ナチュラルドライ仕上げ)
多少の毛羽立ちはありますが千切れることなく均一に伸ばせました。
【完成】ハイライトブリーチ毛に縮毛矯正やストレートパーマ施術するとこうなる!
上段がビフォーで下段がアフター
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細かくは実際に見て勉強する方がいいと思いますので、その場合は臨店や集合講習の希望を出してもらえるとサロンまたはお近くのエリアに訪問し技術指導や薬剤についての解説もさせていただきます。